男性がなりやすい薄毛の種類と原因・症状別対策まとめ

男性の薄毛の種類と原因

女性にとって「髪は命」とはよく言いますが、男性にとっても同じくらい髪の毛は大事です。髪の毛が抜けて毛の量が少なくなってくると、年齢よりも老けて見えたりして大きなショックを受けるものです。男性を悩ませる薄毛にはどんなタイプのものがあり、どんなことが原因となっているのでしょうか。

薄毛の種類

男性の薄毛は「男性型脱毛症」（AGA）と呼ばれ、思春期以降から症状が出始めます。一口に薄毛といっても、髪が薄くなる部分は人それぞれですが、大きく分けるとこの2つに分けられます。

• つむじまわりや頭頂部
• おでこの生え際や、その両サイドのM字ライン

脱毛していく場所や進行状況も人それぞれです。これらのどこか一か所から脱毛が始まる場合もあれば、同時に進行する場合もあります。

薄毛の原因

薄毛となる原因ももちろん人それぞれで、薄毛となるにはいくつかの原因があげられます。

• 遺伝

薄毛は、遺伝要素が大きく関係しています。父親が薄毛だと自分も薄毛になる可能性は高くなります。ですが、男性ホルモンを受け取る受容体の遺伝子も大きく関係しており、男性ホルモンの影響を受けやすいかどうかといった体質によっても変化します。

• 男性ホルモン

テストステロンと呼ばれる男性ホルモンが薄毛に大きな影響を与えます。テストステロンは、髭やその他の体毛の発毛を促す役目を担っていますが、髪の毛に限って言うとそうではないのです。

頭皮にある毛根の毛母細胞でジヒドロテストステロンというホルモンに変化し、毛母細胞の働きを低下させてしまうことで、毛髪の発育が害されることとなるのです。

• ストレス

ストレスと髪の毛の状態は切っても切り離せないくらい密接な関係です。ストレスを感じることで、自律神経が乱れ血行不良を招きます。血行不良となった頭皮では、毛根に充分な血液が行き届かないことから発毛が進まず、抜け毛だけが進んでしまうのです。

• 食生活、生活習慣

日常生活の不摂生や、食生活は健康状態を悪化させます。髪の毛の生成に必要不可欠なビタミンやミネラルなどの栄養素が不足してしまうと、充分な発毛が望めません。栄養が充分行き届かない毛根で生成される毛は、毛質も細くなりがちです。

薄毛の症状別対策

薄毛は放置すれば進行するだけで、何らかの対策を講じなければ食い止めることは難しいでしょう。では、薄毛対策にはどんな対策があるでしょうか。

症状別対策

• シャンプー（つむじ周り・頭頂部）

毎日の洗髪は、一番髪の毛が抜け落ちる危険な時です。シャンプーによる対策は、すべての薄毛タイプに通じるものですが、特につむじ周りや頭頂部の薄毛に悩む人は気を配る必要があります。

やみくもに力を入れて洗うと、髪の毛は抜け落ちる一方です。優しく洗うことが基本ですが、優しすぎると、今度は皮脂などの汚れを落とせなくなってしまいます。

つむじ周りや頭頂部の薄毛は血行不良によるものが大きいです。爪を立てずに、指の腹で頭皮をマッサージし、血行不良を改善する気持ちでもみ洗いするのがよいでしょう。

毛根にたまった皮脂などの汚れを優しく落とすためのシャンプーもたくさん開発されています。薄毛対策に特化したシャンプーを使ってみるのも1つの方法です。

• 育毛剤（つむじ周り・頭頂部・M字ライン）

薄毛に悩む人にとって欠かせない存在なのが、この育毛剤でしょう。育毛剤の使用は、すべての薄毛タイプの人に有効です。近年、薄毛に対する研究も大きく進歩し、市販される育毛剤も数年前に比べると進化を遂げた商品がたくさん開発されています。

毛根に直接働きかけ、発毛を促すものや、抜け毛を極力抑えてくれるものまで、実に多種多様です。こういった育毛剤やシャンプーを上手に活用しながら、対策を進めることが効率的といえます。

• 食生活や生活スタイルの見直し（つむじ周り・頭頂部・M字ライン）

どんなにいい育毛剤やシャンプーを使っても食生活や生活習慣が乱れたままでは、根本的な改善にはなりません。日頃口にする食品や生活のリズムが、まずは一番髪の毛に影響を与えるものだと自覚することが大事です。

髪の毛を生成するのによいと言われる食品を積極的に摂取し、髪の毛にとってよくないと言われる生活習慣は見直す努力をしましょう。