シャンプーを変えるだけで薄毛を改善？！薄毛対策の主な方法とは

薄毛対策の主な方法・1

育毛シャンプーの使用

多くの家庭で利用されている低価格なシャンプーには石油系界面活性剤という成分が含まれていますが、その成分が薄毛の原因に繋がる可能性があります。石油系界面活性剤は低コストながら洗浄力が高く、泡立ちが良いため洗い心地も優れていることで市販のシャンプーの多くに配合されていますが、洗浄力が強すぎるため頭皮環境を悪化させる場合があります。

頭皮にある皮脂は外部の刺激から頭皮を守るバリア機能の役割を果たしていますが、石油系界面活性剤は洗浄力が強すぎるため、頭皮に必要な皮脂まで洗い落として頭皮環境を悪化させる可能性があります。そして頭皮環境が悪化すると髪の毛の正常な成長が阻害されて薄毛や抜け毛が進行しやすくなります。

さらに頭皮環境の悪化は育毛剤の効果を半減させる原因にも繋がります。しかし、育毛シャンプーは頭皮環境に配慮してアミノ酸系界面活性剤が配合されています。アミノ酸系界面活性剤は、頭皮に必要な皮脂を残して頭皮や髪の毛を洗浄する効果を発揮するため、頭皮バリアが破壊されず頭皮環境を健全に保てます。

適度な飲酒

飲酒によって吸収したアルコールは肝臓で分解された後にアセトアルデヒドという毒性を持った物質に変化します。本来はさらに分解されて酢酸という毒性のない物質に変わりますが、過度な飲酒をすると肝臓がアセトアルデヒドを分解しきれずにアセトアルデヒドが体内に残留する場合があります。

そして残留したアセトアルデヒドが体内にある男性ホルモンの一種であるテストステロンをジヒドロテストステロンというAGAの原因物質に変えることで、AGAの症状が悪化する場合があります。そのため薄毛が気になる方は、過度な飲酒を控える必要があります。

しかし、禁酒による強いストレスが原因でストレス性の脱毛症を発症する場合があるので、お酒好きの方は無理に禁酒をせずに適度な飲酒量に抑えることが大切です。

禁煙

タバコの煙に含まれているニコチンには、血管を収縮させて体内の血行を悪化させる作用があります。頭皮の血行が悪化すると髪の毛が正常な成長を遂げるために必要な栄養分や酸素などが十分に供給されずに薄毛が進行する可能性があるため、喫煙が原因で薄毛が進行する場合があります。

さらにアメリカのハーバード大学の公衆衛生学部が行った調査により喫煙者の体内に存在するジヒドロテストステロンの量は非喫煙者と比較して13％も多いことが判明しており、喫煙が原因でAGAの症状が悪化する可能性も指摘されています。

薄毛対策の主な方法・2

AGA治療

AGA(男性型脱毛症)とは、男性の薄毛原因の約9割を占めている症状です。主に遺伝によって受け継ぐ体質が原因で発症するので、AGA治療に有効な成分が含まれていない育毛剤の使用や生活習慣の改善だけでは治療できません。そのため、AGAを発症した場合は病院やクリニックで治療を受ける必要があります。

AGAの治療には主にミノキシジルやプロペシアなどの治療薬が使用されます。ミノキシジルは毛母細胞を増殖させたり血管を新生することで発毛を促進する効果を発揮します。

そしてプロペシアはAGAの原因物質であるジヒドロテストステロンを増やす作用を持った5α-還元酵素という物質の働きを阻害することでAGAの進行を抑制する効果を発揮します。一般的にはこれら2つの治療薬を併用してAGA治療を行います。

お風呂に入る

身体を温めると体内の血行が良くなり、髪の毛が成長する上で必要な栄養分や酸素などの供給がスムーズになります。そのため、身体を洗浄する際にシャワーだけで済ませずにしっかり入浴することで薄毛対策の効果が得られます。

また、お風呂に入ると毛穴が緩むため、育毛剤や育毛シャンプーに含まれている有効成分が頭皮に浸透しやすくなります。

睡眠

日中に紫外線や空気中の汚れなどから髪の毛や頭皮が受けたダメージは睡眠中に分泌される成長ホルモンの作用によって修復されます。そのため、睡眠不足によって成長ホルモンの分泌量が低下すると髪の毛や頭皮が受けたダメージが十分に修復されません。

そして睡眠不足が続くと蓄積したダメージが薄毛の原因に繋がる場合があるため、薄毛対策には十分に睡眠をとることが大切です。