薄毛対策には育毛剤！その効果にはどんなことが期待できるの？

育毛剤使用で得られる薄毛対策効果について

栄養を行き渡らせるための血行促進効果

育毛剤を利用するその目的は、頭皮を正常な状態に整えることにあります。薄毛になってしまうのは頭皮に何らかのトラブルが発生しているからです。

その一つが頭皮の血行不良になります。手足の冷えなどを感じているかたも少なくないでしょうが、頭皮も血流が悪くなることで冷えてしまい、髪の毛を育てるための栄養や酸素、血液が行き渡りにくくなるのです。それによって髪が痩せ細り、脱毛しやすい状態になってしまいます。

血行不良になると、せっかく育毛のために栄養を補給しても上手く髪の毛の成長に利用されません。マッサージなどを行うことで血の巡りはよくなりますが、血流を改善させる成分が入った育毛剤を利用することでさらに手軽に、より効果的に改善が期待できます。

頭皮を綺麗にする

毛髪を育てるのにはその土壌となる頭皮が綺麗で清潔であることが条件です。毛穴が皮脂や汚れで詰まってしまっていると健康な髪の毛が生えてこなくなり、薄毛へと繋がってしまいます。せっかく血行を促進しても、頭皮が汚れた状態では毛髪に栄養が行き渡らなくなるのです。

もちろん正しくシャンプーを行っていくことで頭皮を綺麗にすることができますが、常に清潔な状態を保つためには洗髪後に育毛剤によるケアもしておくのがおすすめです。皮脂量をコントロールしたり、除菌効果のある成分で頭皮環境を整える対策を行えます。

ホルモンバランスを整える

男女問わず、ホルモンバランスが崩れると抜け毛の量が多くなってしまいます。ストレスや生活習慣などで乱れがちになるものですが、そうしたものを改善していくと共に、育毛剤によるケアが有効です。

乾燥を防ぐ

肌と同じく頭皮も乾燥をしますが、あまり意識をされずに保湿を怠っているケースが少なくありません。乾燥は肌トラブルが起こる大きな原因の一つで、毛髪に関しても乾燥によって脱毛しやすくなったり潤い不足で切れやすくなります。

育毛剤にはこうした乾燥を防ぐ保湿成分が多く配合されています。

育毛剤に配合されている成分について

血行を促進する成分

• ミノキシジル
• カプサイシン
• センブリエキスなど

ミノキシジルは育毛剤の代表的な成分で、血管拡張効果があることで知られています。医薬品ですが、一部の市販の育毛剤にも配合されているものです。カプサイシンは唐辛子などに含まれる辛味成分で、血の巡りがよくなります。センブリエキスはリンドウ科の植物由来のエキスです。毛乳頭細胞に働きかけることで発毛を促進させて頭皮の血行を促す効果があるとして、多くの育毛剤に利用されています。

頭皮環境を整える成分

• グリチルリチン酸ジカリウム
• ビタミンEなど

グリチルリチン酸ジカリウムは頭皮の炎症を防ぎフケや痒みの予防ができる成分で、育毛剤の他にも育毛シャンプーなどに使用されています。ビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制したり皮脂量をコントロールするのにも効果的です。皮膚細胞の代謝を改善させることで発毛を促進させることが認められています。

ホルモンバランスの正常化と働きを促進する成分

• ビタミンB6
• イソフラボンなど

ビタミンB6は精神の安定と神経伝達物質を合成する際に関わる成分で、ホルモンバランスを整えてくれます。同じくイソフラボンは髪の毛の美しさを保つ女性ホルモン、エストロゲンと似ている働きをする成分です。女性ホルモンが活性化することで男性ホルモンの過剰な働きを抑制し、育毛効果が期待できます。

保湿成分

• 海藻エキス
• ヒアルロン酸
• コラーゲンなど

海藻由来の粘り気のある成分は保湿効果が高く、多くの育毛剤に配合されています。また、ヒアルロン酸やコラーゲンといったスキンケア用品に入っている保湿成分も育毛剤に利用されています。